作曲との向き合い方を初心に帰って考える(インプットや参考楽曲の目線で)

鈴木将太( @shaunthesloth )です。
Fate×料理の「衛宮さんちの今日のごはん」ってアニメに癒されてる。第3話は3月1日配信だよ!

作曲歴について

フェイトのことは全然関係なくて、作曲のお話を。作曲初心者の方にもしかしたら参考になるかもしれない。

わたくし今年の5月で27歳になります。プラスマイナス3歳として、本格的なアラサーですね。
いつまでも心だけは高校生のつもりなんですけど、階段で息切れしたときはちょっと悲しくなりました。

作曲を始めたのは13歳くらいのころで、人生の半分は曲を作ってきたことになります。作曲歴だけは凄い人っぽい。

歴の割には

でも、バンドをやめたときに一旦音楽活動が落ち着いたり、結婚したりしてずいぶんスローペースな活動が続いた時期もありました。
特に結婚したのは大きかった気がしています。何をしてても音楽が一番!っていうのがずっと続いていたんですけど、それよりも大事なものが初めてできたというか。

そんなこともあり歴の割には、作曲してきた数は少ない方だと思います。
ふと思いついたワンフレーズとかはものすごく沢山あるんですけど、それは作曲とは言えないですしね。

充電期間は終わり

たまにアーティストさんで「充電期間」などと聞くこともありますが、図らずもそういった時間を過ごしてきたのだと思います。
それはそれで重要な時間ではありましたが、寝すぎて体が痛いみたいな感じ。理論ではなく感覚で動いていたような中学生時代のように活動したいのが理想です。

やっぱり曲を作る人と名乗る以上、もっといい曲を作りたい。誰かのためになりたいし、褒められたい。
そんなだらしない生活をしてきた自分が、だらしない生活を踏まえて今後どういう意識で挑んでいくべきかを考えてみます。

インプット

思い返してみても、バンドをやめようが結婚しようが、音楽に触れる機会というのは減らないです。むしろ自由な時間が増えて、音楽を聴く機会は増えていたくらいで。

今っぽいメロディやアレンジに触れたり、過去の名曲に酔いしれたりするわけです。
Spotifyなどのストリーミングサービスのおかげで、これまで進んで聞こうとしなかった音楽も耳にする機会が増えたというのも大きな理由です。

それに、アニメなどの劇伴やゲームのBGMなども、年々どんどん注意深く聞くようになっていきました。
けれどだからといって、数を聴いたからといって、それだけでは作曲スキルはまったく上昇しませんでした。そりゃそうなんだけど。

聞いた段階ではただのリスナー、曲を作る人なら目的を持ってインプットするべきです。
好きな音楽を自分の中の引き出しにしまっておいただけでは、しまったことも忘れてしまうんですよね。(ここ反省)

アウトプット

どうして「この曲いいな」と感じたのか?微妙だと感じた点があれば、自分ならどうするか?などと考えるのもいいですし、音楽理論で紐解いていくのも大切だと思います。

音楽に限った話ではないかと思いますが、自分が作曲するときのスキルとして身に付ける必要がありますよね。
自分に合った方法で、アウトプットするための準備や、実際に作品として吐き出していくことが必須です。

でも、音楽理論ばっかりで考えたら、絶対にいい曲は作れません。
理論として美しくても、音楽として響かなかったらあんまり意味ないです。(ここ反省)

なのでどんどん作るのことが大切ですね。作る前から考えるのではなく、作ってみた後に考えるほうが絶対よいです。

教則本

作曲の教則本とかって色々あると思うんですけど、色々読んできたんですけど、あんまり参考になったなって記憶がないです。記憶力もないですが。(ここ反省)

それに自分の場合は、この知識は今後必要であろうと思い、幅広く教則本を買い漁っていました。ポップスばっかり作るのにクラシック系の理論書とか、どう活用するつもりだったのだろう?とかいうのもいくつか。

やっぱり自分の好きな曲を聴いて、聴き込んだうえで分析して、それっぽいものを作ってみるのが一番吸収できますね。

形から入ったりするのも大事だと思いますが、勢いから入ることの方が結果的に良かったりするんですよね。それでいて分からないことやつまづいた部分が出てきたら、本なりネットなりで知識を補完していけばよいのだと思います。

参考曲

勢いで「こんな曲作ってみたい」と思い取り掛かってみても、出来上がったものはなんだか微妙となるのはたぶん仕方のない話。
次の曲作ってみよ~と軽く流せたらいいのですが「なにがいけないんだろ」とかなると精神的にも時間的にも厳しいです。

作曲をするうえで参考にする楽曲って、たとえば時代を象徴するような超名曲だったり、トップクラスのクリエイターが携わっていたり、マイナーだけれども個人的に刺さった曲だったりします。

たまにコンペでも「ど、どうしてそんな超名曲をリファレンスに…真似できんわ…」というレベルの参考曲が送られてきますね。

そういった曲を参考にしたいと思う以上、自分の実力とは程遠いことがほとんどです。
同じクオリティのものを作ろうとしても無理なのは仕方のない話。

参考にする手段

「参考にする」ということの捉え方だと思うんですよね。

何をもって「こんな曲作ってみたい」と思ったのか。メロディなのかコード進行なのか、雰囲気なのかテーマなのか。
そういった要素全部、参考曲を目標にしてしまうと、敵わなくなってしまうのは当然です。

なので「こんなところを参考にしてみたい」程度にして、あんまり考えすぎないで作曲するのがベストだと思います。

ある程度骨組みができてから、ここも参考曲っぽくしたいとか、もうちょっと自分らしくしたいとか、色んな発想が生まれてくると思います。

最初からゴールをがちがちに固めすぎると、たどり着くまでのルートの自由度が奪われてしまいます。

そもそも「こんな曲作ってみたい」だとパクリがちになりますね。「こんなところを参考にしてみたい」だとオマージュで収まると思います。

完成させること

「1曲作る」というのが人によって大きく違ってくると思います。

自分の場合はメロ・コードが出来た段階で、歌詞も作る場合は歌詞もできた段階。ギター1本で弾き語りができる状態で1曲とカウントします。

たとえばワンコーラスでも1曲ですし、フルコーラスをフルアレンジした状態で1曲の人もいますよね。活動スタイルや音楽ジャンルにもよるところかと思います。

なんにせよ、1曲作り上げることは本当に大切だと感じています。
最初のほうに書いた「ふと思いついたワンフレーズ」とか、サビだけ出来た段階で満足してはダメですね。

1曲作り上げる

1曲作り上げてこそ見えてくるものが必ずあります。サビだけ作って良い曲か悪い曲かだなんて判断できません。

ワンコーラスあれば1曲の雰囲気を判断できますよね。コンペもワンコーラスで十分というところが多いと思います。

イントロのありなしやサビ始まりかといった構成もそうだし、メロディの展開やサビのキャッチーさ、アレンジも含めればリズムの流れや楽器構成、などなど。

作ってみて、微妙だなと思ったら一旦置いておけばいいと思います。
後日聞いて「あれ意外といいな」と思うかもしれないし「ここ直せばいいかも」となるかもしれないし。

そのまま使うことがなかったり、存在すら忘れることもあるかとは思います。(ここ反省)

100曲?

そういった訓練の意味も含めて「まずは100曲作ってみよう!」とか言われてることもありますけど、これは意識する必要ないと思っています。

人によって作るペースも違えば「1曲」の内容も違うというのもそうだし、100曲というゴールの数字も、桁が大きくなりいっぱい作った達成感が感じられるくらいのものだと思います。

もちろん数を作れば勉強になることも多いし、自分の力にはなると思います。
けど、たとえば練習みたいな気持ちで100曲つくるより、愛情込めて10曲作ったほうが絶対いいです。

おわりに

なかなかいい大人になってしまった今、こういう基本的なことも意識しながら、中学生高校生のときのような勢いで動いていけたらと思うのです。

ガッチガチに考えても意味ないってことですね。理論とかは作る側の知識でしかない。楽しく作曲を!